写真●ラブロスの「マジックバルブ 2.5Wタイプ」
写真●ラブロスの「マジックバルブ 2.5Wタイプ」
[画像のクリックで拡大表示]

 ラブロスは2011年2月23日、普段は消費電力の少ないエコライトとして利用でき、停電や災害などの発生時には取り外して懐中電灯として使えるバッテリー内蔵のLED電球「マジックバルブ」シリーズの新製品「マジックバルブ 2.5Wタイプ」(写真)を発売した。

 秋葉原にある同社の店舗および同社直販サイトを通じて販売する。価格は2950円。今回発売した2.5Wタイプのほかに、2010年に発売した4Wタイプもある(価格は3900円)。シリーズ全体で年間5万個の販売を見込んでいるという。

 本体にリチウムイオン充電池を内蔵し、約3時間のバッテリー駆動が可能(充電時間は4時間)。ソケット部分は伸縮自在な構造になっており、取り外して懐中電灯として使うときは手で延ばして利用する。LED電球モードと懐中電灯モードの切り替えは本体側面のスライド式スイッチで行う。

 ラブロスでは、LED電球とLED懐中電灯を統合することのメリットとして、(1)設置場所が明確なため、災害時などの室内が混乱した状況でも探し回らずに済む、(2)常時フル充電の状態にあるので電池切れの心配が不要、LEDタイプなので球切れの心配もない、(3)LEDランプは低発熱なので電灯用と兼用してもやけどなどの心配がない---ことなどを挙げている。

 同社の計算では、電気代は1日当たり約5.6円(電力料金単価を22円/kWhとして算出)。同程度の明るさとみなせる25Wの白熱電球を使う場合の同13円と比較して電気代が1/2以下になるとしている。寿命は約5万時間で、1日10時間使用しても10年以上使用できる。

 本体寸法は、電球カバー部分の直径が70mmでソケット部分の長さは100~130mm。重量は約150g。口金サイズはE26。色温度が異なる「白熱電球色タイプ」と「昼白色タイプ」の2種類の製品を用意している。