ドリーム・トレイン・インターネット(DTI)は2011年2月24日、月額490円から利用可能な低価格VPS(Virtual Private Server、仮想専用サーバー)サービス「ServersMan@VPS」をアップデートし、新たに64ビット版OSおよびIPv6用ファイアウォールを利用可能にすることを明らかにした。アップデート実施日は2月28日を予定している。

 ServersMan@VPSでは、VPSで動かすOSメニューとして「CentOS」「Debian GNU/Linux」「Ubuntu」という3種類のLinuxディストリビューションを用意しているが、これまではいずれも32ビット版OSしか選べなかった。今回のアップデートにより、上記すべてのOSで64ビット版を利用可能になった。

 もう一つの新機能であるIPv6ファイアウォールについては、Linuxカーネルが標準で備えるIPv6対応のファイアウォール機構「ip6tables」を利用可能にした。設定可能なエントリー数(フィルタリングルールの数)は256件。これに合わせる形でIPv4用の「iptables」でもエントリー数を従来の128件から256件へと拡張した。

 同サービスは以前からIPv6でのサーバー公開には対応していたが、IPv6経由のアクセスに対してVPS側でパケットをフィルタリングする仕組みを提供していなかった。DTIでは、今回のIPv6ファイアウォール搭載によって同サービスが「IPv6に完全対応した」と説明している。