総務省は2011年2月24日、日本における周波数オークションの導入に関して検討を行うため、総務副大臣の主催する「周波数オークションに関する懇談会」を開催すると発表した。

 総務省は、2010年12月14日に「光の道」構想に関する基本方針を策定、この中で「第4世代移動通信システムなど新たな無線システムに関しては、諸外国で実施されているオークションの導入についても早急に検討の場を設けて議論を進める」とした。

 懇談会は、この内容を踏まえて周波数オークションの導入について、現状分析、導入に際しての課題及び具体的方策などの検討を行う。第1回会合は3月2日を予定する。

 懇談会のメンバーは、鬼木甫氏(大阪大学名誉教授)、土井美和子氏(東芝研究開発センター首席技監)、服部武氏(上智大学理工学部教授)、林秀弥氏(名古屋大学大学院法学研究科准教授)、藤原洋氏(インターネット総合研究所代表取締役所長)、三友仁志氏(早稲田大学国際学術院アジア太平洋研究科教授、懇談会の座長)、森川博之氏(東京大学先端科学技術研究センター教授)、山田澤明氏(野村総合研究所常務執行役員・未来創発センター長)、吉川尚宏氏(A.T.カーニー プリンシパル)。

[発表資料へ]