写真1●ジャストシステムの無償試用版日本語入力システム「ATOK for Android [Trial]」 Androidマーケットで「atok」などと検索してダウンロードできる
写真1●ジャストシステムの無償試用版日本語入力システム「ATOK for Android [Trial]」 Androidマーケットで「atok」などと検索してダウンロードできる
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写真2●独自のフラワータッチと呼ぶジェスチャー入力方法を搭載している
写真2●独自のフラワータッチと呼ぶジェスチャー入力方法を搭載している
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 ジャストシステムは2011年2月24日、Android対応の日本語入力システム「ATOK for Android」の試用版「ATOK for Android [Trial]」を国内の主要3携帯電話事業者の端末に対応させたことを発表した。従来はNTTドコモ製端末のみへの対応だったが、KDDI(au)とソフトバンクモバイルに追加で対応した。

 Androidマーケットなどから無償でダウンロードできる(写真1)。試用期限は6月30日まで。従来提供していたNTTドコモ向け試用版の期限もこの日まで延長する(アップデートが必要)。アプリケーション名は、NTTドコモ対応版が「ATOK for Android [Trial] docomo」、KDDI対応版が「ATOK for Android [Trial] au」、ソフトバンクモバイル対応版が「ATOK for Android [Trial] SoftBank」となっている。

 Android版のATOKは、ケータイ入力やフリック入力、QWERTYキーボード入力といった一般的な入力方法に加え、「フラワータッチ」と呼ぶ独自のジェスチャー入力方法(写真2)を採用したことが特徴だ。フラワータッチでは「だ」や「っ」といった文字を、指を離さずに1回の動作で入力できる。

 対応機種は、NTTドコモ対応版が「Xperia」「GALAXY S」「GALAXY Tab」「LYNX 3D」「REGZA Phone」の5機種。au対応版が「IS03」と「REGZA Phone IS04」の2機種。ソフトバンクモバイル対応版が「HTC Desire HD SoftBank 001HT」と「GALAPAGOS 003SH」の2機種となっている。

 なお、REGZA Phoneには専用のATOKがもともと標準搭載されているが、今回のATOK for Android [Trial]を追加でインストールすることも可能である。ただし、別々な日本語入力ツールとして扱われ、設定や学習内容を共有することはできない。

 ジャストシステムによれば、ATOK for Androidの正式版は2011年5月に提供予定だという。