米Googleは現地時間2011年2月22日、最新モバイルOS「Android 3.0」(開発コード名「Honeycomb」)のソフトウエア開発キット(SDK)を正式リリースしたと発表した。開発者はAndroid 3.0用アプリケーションを開発し、アプリケーション販売/配布サイト「Android Market」を通じて公開できる。

 同社は1月26日にプレビュー版SDKをリリースしていたが、プレビュー版で作成したアプリケーションはAndroid Marketに登録できなかった(関連記事:Google、「Android 3.0」のプレビュー版SDKを公開)。

 正式版SDKの公開にあたり、各モジュールをバージョンアップし、API群はレベル11に、「SDK Tools」はr10に、「ADT Plugin for Eclipse」は10.0.0となった。開発者向けサイトを通じてダウンロードできる。

 ユーザーインタフェース(UI)ビルダーでは、編集パレットを刷新し、より正確にレイアウトを把握できるようにしたほか、ズーム機能などを強化した。またグラフィックエンジン「RenderScript」を利用するためのツールを追加するなど、ツールセットを拡充した。

 なお、Android 3.0を採用するモバイル端末としては、米Motorolaの「Xoom」、韓国LGの「Optimus Pad」、韓国Samsungの「GALAXY Tab 10.1」などが投入される予定(関連記事:モトローラがドックに装着できる「ATRIX 4G」などAndroidスマートフォン3機種とタブレット発表 3D表示機能搭載のAndroid 3.0タブレットやスマートフォン、LG電子が発表サムスン、Android 3.0を搭載し画面を大型化した「GALAXY Tab 10.1」を発表)。

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