MEDIAS
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MEDIASを横から見たところ
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MEDIASの背面。おサイフケータイのマークが見える
MEDIASの背面。おサイフケータイのマークが見える
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MEDIAS ワンセグを視聴しているところ
MEDIAS ワンセグを視聴しているところ
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 NTTドコモが2011年2月24日に発表した「MEDIAS N-04C」(関連記事)は、開発元のNECカシオモバイルコミュニケーションズ(以下NECカシオ)にとっては初Androidスマートフォンである。Androidでは出遅れただけに、インパクトのあるスペックの実現を狙った。そして実現したのが、おサイフケータイやワンセグ、赤外線といった従来型携帯電話の機能も備えながら、厚さ約7.7mmで世界最薄、重さは約105gで最軽量というMEDIASだった。

 外形寸法は約127mm×約62mm×約7.7mm。この薄さを実現するために問題となったのは、薄くしながら強度を落とさないことだったという。「2007年に世界最薄の携帯電話N703iμを開発するなどの技術の蓄積で実現した」(NECカシオ)。MEDIASではタッチパネルのCorningGorilla強化ガラス、ステンレスと樹脂によるハイブリッドフレーム、サイドのアルミフレームにより強度を確保した。重さは約105gと、こちらも現時点で世界最軽量だ。

 薄くしたことで気になるのはバッテリーの持続時間だ。MEDIASの連続通話時間は約250分、連続待ち受け時間は約360時間。NECでは「低消費電力チップを採用したことにより、他のAndroidスマートフォンと遜色ない」としている。

 カメラは510万画素。手ブレ補正、自動シーン判別、顔検出機能、間隔約1.1秒で撮影できる「クイックショット」と呼ぶ機能を備える。連写は最短約0.04秒間隔。HD(720p)の動画撮影が可能。

 日本語入力にはATOKを採用。フリック入力やジェスチャー入力に対応している。初回起動時の設定を簡単に行うことができる「初期設定ガイド」や、使い方や定番アプリを案内する「MEDIAS NAVI」を搭載し、初心者でも簡単に使いこなせることを狙った。

 本体の色はホワイトとブラック。2011年3月4日から予約を受け付け、3月15日に発売する。NTTドコモの山田隆持代表取締役社長によれば、2011年の夏モデルとして防水機能を付加したMEDIASの投入を検討しているという。