写真1●今年前半の発売を予定する10.1型のAndroid搭載タブレット端末
写真1●今年前半の発売を予定する10.1型のAndroid搭載タブレット端末
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写真2●10.1型Android搭載タブレット端末の背面
写真2●10.1型Android搭載タブレット端末の背面
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写真3●同じく今年前半の発売を予定する11.6型のWindows 7搭載タブレット端末。稼働はしていなかった
写真3●同じく今年前半の発売を予定する11.6型のWindows 7搭載タブレット端末。稼働はしていなかった
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写真4●両機種ともHDMI端子やUSBポートを備える
写真4●両機種ともHDMI端子やUSBポートを備える
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 東芝は2011年2月15日、スペイン・バルセロナで開催中のMobile World Congress 2011(MWC2011)に合わせて未発売のタブレット端末2機種をMWC2011会場外の内覧会で披露した。いずれも1月に米国ラスベガスで開催された「2011 International CES」に出展済みの製品で、1機種はAndroid搭載の10.1型タブレット端末(写真1、写真2)。もう1機種はWindows 7搭載予定の11.6型タブレット端末である(写真3)。いずれも2011年前半の発売を予定する。前者はCESではAndroid OS 3.0搭載として紹介されていたが、今回の実機デモではAndroid OS 2.2を搭載していた。

 両機種とも名称は決まっていないが、搭載するOSと液晶ディスプレイのサイズ以外のスペックは近い。いずれの機種も「テレビ用の高画質化、高音質化のためのエンジンを搭載し、音声や映像を見やすくする機能を備えている」(東芝)。またテレビとの接続用にHDMI端子を備える。ユーザーの利用シーンとしてリビングルームでの使用を想定。テレビとの接続性を重視している。

 搭載するCPUは、10.1型タブレット端末はCESでの展示の際はNVIDIAのTegra 2とされていた。11.6型タブレット端末は、CESの際はIntelのAtomとされていたが、現状は非公表である。HDMI端子のほか、両機種ともUSBポートを備える(写真4)。またカメラレンズは前面と背面にそれぞれ配備する。SDカードスロットも備える。ネットワークは無線LANのほか、第3世代携帯電話の通信モジュールを搭載することも検討中である。