写真1●IDEOS X3。ミドルレンジ向きのコンパクトなスマートフォンだ
写真1●IDEOS X3。ミドルレンジ向きのコンパクトなスマートフォンだ
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●従来機を改良したIDEOS S7 Slim。厚さは12.5mm、重さは440gである
写真2●従来機を改良したIDEOS S7 Slim。厚さは12.5mm、重さは440gである
[画像のクリックで拡大表示]
写真3●モバイルルーターの新機種「Mobile WiFi Smartpro E586」
写真3●モバイルルーターの新機種「Mobile WiFi Smartpro E586」
[画像のクリックで拡大表示]
写真4●LTE対応のモバイルルーター「Mobile WiFi Smartpro E589」も展示
写真4●LTE対応のモバイルルーター「Mobile WiFi Smartpro E589」も展示
[画像のクリックで拡大表示]

 中国のファーウェイは2011年2月15日、スペインバルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2011」でプレスカンファレンスを開催し、Android搭載のスマートフォンやタブレット端末、WiFiルーターの新機種を発表した。内訳は、Android 2.3(Gingerbread)搭載で厚さ11.2mmと薄さを追求した「IDEOS X3」(写真1)、Android 2.2(Froyo)搭載で7インチのタッチスクリーンを採用したタブレット型端末「IDEOS S7 Slim」(写真2)、接続したデバイス間でコンテンツのシェアができる機能を備えたモバイルルーター「Mobile WiFi Smartpro E587」「同E586」(写真3)などである。

 IDEOS X3は、3.2インチ(HVGA)のスクリーンを搭載したコンパクトな機種。本体は曲面を生かしたデザインとなっており、薄さもあって手に馴染みやすい。重さも115g以下とコンパクトだ。CPUには米クアルコムのMSM7227 600MHzを採用。HSDPAの7.2Mビット/秒に対応し、価格は200米ドル以下になる見込み。ファーウェイによるとIDEOS X3はソフトバンクモバイルから3月に発売される予定という。高級感もあるデザインながら、手頃な価格で入手できるスマートフォンになりそうだ。

 IDEOS S7 Slimは、海外では既に発売されている7インチのタブレット端末「IDEOS S7」の改良機種。本体をスリムにしたほか、OSをAndroid 2.1から2.2に、CPUをQualcomm Snapdragon 768MHzから1GHzへと強化している。出荷時期は2011年4月の予定。

 Mobile WiFi Smartpro E587/E586は、同社のモバイルルーターの改良版。モバイルルーターを経由して、接続した様々なデバイスの間でコンテンツの共有が可能になっている。下り最大21Mビット/秒のHSPA+に対応したE586と、下り最大42Mビット/秒のDC-HSDPAに対応したE587を用意。2011年の第2四半期に出荷予定だ。なおLTEタイプのモバイルルーターも展示しており(写真4)、こちらは2011年の第3四半期に出荷する計画という。

[発表資料]