写真●コレガの有線ブロードバンドルーター「CG-BARLX」
写真●コレガの有線ブロードバンドルーター「CG-BARLX」
[画像のクリックで拡大表示]

 コレガは2011年2月9日、家庭向けの有線ブロードバンドルーターの新製品「CG-BARLX」(写真)を発売することを発表した。標準価格は3360円。2月下旬から販売を始める。

 CG-BARLXは、10M/100MのWANポートを1ポート、10M/100MのLANポートを4ポート搭載したIPv4/IPv6両対応(IPv6はパススルー)の有線ブロードバンドルーター。目玉機能として、WAN側ポートに新開発の「つながるポート」機能を搭載している。同機能は、LANケーブルをWANポートに接続するだけで、ルーターが回線種別を自動判定して、インターネットに自動あるいはごく簡単な設定を施すだけで接続できるというもの。

 Yahoo! BBのADSLや一般的なCATV型接続サービスなどの場合は設定不要で自動接続できる。NTT東西のフレッツなど接続時に認証が必要なサービスでも、LANケーブル接続後にパソコンに表示される画面でPPPoE接続用のユーザー名とパスワードを入力するだけで済むという。同社の従来製品では、最大で10ステップの設定が必要だったため、手順を大幅に簡略化できたとしている。

 コレガでは、同社の一般家庭向けインターネット接続サポートサービスを利用したユーザーの接続回線データを基に、61.6%(光ファイバー系接続サービスに限定した場合は49.5%)のユーザーが設定不要でインターネットに接続可能であると見積もっている。なお、つながるポート機能は、使うか使わないかを本体のディップスイッチで物理的に切り替えられる。

 セキュリティ機能として、簡易的なVLAN(Virtual LAN)を実現する「LANポートセパレート機能」を搭載した。LANポート単位でグループ分けを設定し、異なるグループ間での通信を遮断できる。その他不正アクセス防止機能として、「DoSアタックブロック」「ステートフルパケットインスペクション」「パケットフィルタリング」の3つも装備している。

 省エネ機能として、未使用ポートへの電力供給をカットする「パワーコントロール機能」およびLANケーブルの長さを感知して最適な電力を供給する「ケーブル長感知パワーセーブ機能」の2つを用意。組み合わせて使うことで、消費電力を最大で41.1%削減可能であるとしている。夜間など、LEDランプが目障りだと感じる人向けに、LED消灯用のスイッチも装備する。

 本体外形寸法は、28mm(幅)×90mm(奥行き)×125mm(高さ)で質量は145g。ACアダプターと50cmのLANケーブル1本が付属する。