インテックは2011年2月9日、オープンソースソフトウエア(OSS)の分散バッチ処理ソフト「Hadoop」を使ったシステムの構築・運用サービスを開始すると発表した。同社のデータセンターでHadoopクラスターを運用し、顧客企業がHadoopで構築したシステムをサービスとして利用できるようにする。

 今回発表したHadoopを使ったサービスは、同社のエンタープライズ向けクラウドサービス「EINS/SPS」の一つという位置付けである。Hadoopはバッチ処理を複数台のサーバーに分散させる仕組み。そのため大規模なPCサーバークラスターが必要となるが、顧客企業が大規模なクラスターを自社で運用するのは難しいと考え、システム構築だけでなく運用も含めたサービスを開始した。

 ウルシステムズが同日OSS化した、Hadoopを使った基幹バッチ処理用ソフトウエアフレームワークである「Asakusa Framework」を使ったシステム構築サービスも提供する(関連記事:ウルシステムズ、基幹バッチ用HadoopフレームワークをOSS化)。