国際航業と日本情報処理開発協会は2011年2月8日~11日、横浜みなとみらいの複合商業施設「クイーンズスクエア横浜」において空間情報を使ったサービス実験を実施する。実験内容は今回開発したAndroid向けのスマートフォンアプリと無線LANを組み合わせ、ユーザーが屋内のどこにいるかを測位し、場所に合わせた情報をユーザーのスマートフォンに表示するというものである。

 スマートフォンに表示する情報は、文字や画像による道案内、現在地周辺にある店舗情報、現在地周辺でつぶやかれたTwitterの内容など。実験では測位した空間情報をサーバーに蓄積し、ユーザーがどのように動いたかをトレースする。これにより、購買しなかった消費者の行動傾向を検証することも可能になるという。

 この実験は経済産業省が主導する「G空間プロジェクト」の一環で、地理空間情報を利用した新サービスの創出を目的としている。現地では無料でAndroidスマートフォンを貸し出し、誰でも実験に参加できるようにする。

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■変更履歴
記事公開当初、「国際航業と日本情報処理学会」としていましたが,正しくは「国際航業と日本情報処理開発協会」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2011/02/08 22:10]