GMOインターネットグループのGMOホスティング&セキュリティは2011年2月7日、プライベートクラウドおよびハイブリッドクラウドの導入コンサルティングからシステム構築、導入後の運用・監視までをサポートする「GMOクラウド」を発表した。同日から、大規模企業向けに提供する。
GMOクラウドは、プライベートクラウド構築・運用サービス「GMOクラウドPrivate」、ハイブリッドクラウド構築・運用サービス「GMOクラウドHybrid」、Webサイト高速化サービス「GMOクラウドNetwork」などのメニューを軸に、クラウド基盤の導入コンサルティングから、システム構築やマイグレーションの支援、導入後の運用・監視サポートまでをワンストップで提供する(図)。
GMOクラウドPrivateでは、顧客の企業規模やシステム用途に応じたデータセンター、ネットワーク機器、サーバー機器、ソフトウエアなどの選定、ネットワーク帯域の確保、クラウド環境へセキュアにアクセスするための専用ネットワークの設計・構築などのサービスを提供する。
GMOクラウドHybridは、プライベートクラウドと、パブリッククラウドまたは社内サーバーやレンタルサーバーなどのオンプレミスを組み合わせたハイブリッドクラウド環境を構築するサービス。米Amazon.comのクラウドサービスなど、他社が提供するパブリッククラウドとの連携にも対応する。
また、GMOクラウドでは、ネットワーク仮想化のサービスも提供。GMOクラウドNetworkが提供するCDN(コンテンツ配信ネットワーク)対応のネットワークインフラにより、動画などの大量データの転送を高速化する。