写真●警察庁 生活安全局 情報技術犯罪対策課長の四方光氏(左)とEMA 代表理事の堀部政男氏
写真●警察庁 生活安全局 情報技術犯罪対策課長の四方光氏(左)とEMA 代表理事の堀部政男氏
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 警察庁とモバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)は2011年2月7日、青少年性犯罪に関わる情報提供について合意した(写真)。児童の性犯罪被害が発生したSNSなどコミュニティサイトのサイト名および件数を警察庁からEMAへ定期的に提供する。EMAは提供された情報を認定サイトの審査や運用監視の実効性を高めるために利用するとしている。

 警察庁は非出会い系サイトにおける青少年の性犯罪被害件数を以前から公表しているが、具体的なサイト名や件数にまで踏み込んで情報提供するのは初めてだという。1回目の情報提供は早ければ2011年2月中に実施する。その後、半年に1回のペースで継続する。EMAでは警察庁からの情報の提供に合わせ、インターネット・ホットラインセンターからの違法有害サイトのリスト情報の提供も受けるという。