「中高生国際Rubyプログラミングコンテスト実行委員会」は2011年2月1日、中学生および高校生を対象としたRubyプログラミングコンテストを開催すると発表した。作品の募集期間は2011年8月1日から10月17日まで。まつもとゆきひろ氏が審査委員長を務める。実行委員会によれば、使用言語をRubyに限定したコンテストは全国で初めてであり、また、中学生を対象とした部門を設けたコンテストもこれが初めてという。

 「中高生国際Rubyプログラミングコンテスト実行委員会」は、東京都三鷹市が出資する第三セクター まちづくり三鷹、テクノロジックアート、ネットワーク応用通信研究所、三鷹ICT・Ruby人材開発有限責任事業組合、コミュニティ・クリエイションなどで構成する。委員長は、まちづくり三鷹 代表取締役社長 河村孝氏で、事務局もまちづくり三鷹に置く。

 コンテストの目的は「子どもたちがプログラミングを学び、自分でコンピュータを動かしたときの感動や作った作品を発表する体験を通して、新しい世界への興味や関心を呼び起こし、将来への夢を育むこと」(実行委員会)という。「Rubyは初めて学ぶのに適した言語」(同)であることから、中高生を対象としたRubyプログラミングコンテストを企画した。また「海外の子どもたちも応募できるようにして、国際色豊かなコンテストにしていきたい」(同)としている。

 まちづくり三鷹では中高生向けのテキスト「Rubyプログラミング入門」を作成しており(関連記事)、コンテストに先立ち、中高生を対象とした「中高生Rubyプログラミング講座」を、春休みや夏休みなどを使って、全国各地で地区実行委員会を組織して実施する予定だ。中学校・高等学校の教員や技術者を対象に、Rubyプログラミング講座の講師を養成する講座も開催する。あわせて講師のアシスタントとなる技術者や大学生のボランティアを募集する。また協賛・協力企業も募集している。

 「中高生国際Rubyプログラミングコンテスト」および「中高生Rubyプログラミング講座」の詳細は、まちづくり三鷹のホームページに掲載している。