写真●千葉県印西市で運用を開始した「KVH東京データセンター2」
写真●千葉県印西市で運用を開始した「KVH東京データセンター2」
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 データセンター事業者のKVHは2011年2月1日、同社にとって首都圏で2件目となるデータセンター「KVH東京データセンター2」の運用を開始した(写真)。千葉県印西市に建設したもので、同日運用を開始した第1棟のサーバールーム面積は4000平方メートル。最大1万6000平方メートルまで拡張可能だ。

 KVH東京データセンター2は、1ラック当たり平均6KW、最大20KWの電力を消費するサーバーが運用できる電力供給能力や空調能力を備える。にもかかわらず、データセンターの消費電力効率を示すPUE(Power Usage Effectiveness、データセンター全体の消費電力をサーバーなどのIT機器の消費電力で割った値)は年間平均で「1.5」であり、業界平均の「2.0」に比べて消費電力効率が高い。

 新データセンターでは、顧客にデータセンターのラックスペースを貸し出すコロケーションや、顧客のサーバーの運用なども請け負うマネージド・サービスなどを提供する。ラックスペースは、460平方メートルまたは1000平方メートル単位で貸し出し、平均電源容量は1平方メートル当たり1.8KWである。ラックスペースの床加重は、フリーアクセス床部分で1平方メートル当たり850キログラム、スラブ床部分で1平方メートル当たり1000キログラムである。