アジア太平洋地域のIPアドレスを管理する組織であるAPNICは2011年2月1日、いよいよ目前に迫ってきた「IPv4アドレスの枯渇」問題(関連記事1関連記事2)に関する重大な発表と報道関係者向けの会議を2月3日に開催すると発表した。APNICでは今回の発表および会議を「地球規模の歴史的な重要イベント」と位置付けており、報道関係者に広く参加を呼びかけている。

 APNICなど五つの地域インターネットレジストリ(RIR)によって設立された非営利組織「NRO」(Number Resource Organization)、IPアドレスなどインターネットの資源情報を管理する「ICANN」(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)、インターネット関連の技術開発などを管理する「ISOC」(Internet Society)およびその下部組織の「IAB」(Internet Architecture Board)の4組織が合同で開催する。

 開催場所は、米フロリダ州マイアミのインターコンチネンタルホテル(InterContinental Hotel and Resort)で、開催時間は日本時間で2月3日(木)の午後11時30分から(現地時間の午前9時30分)。現地での会議の模様は、インターネットのライブ中継でも公開される(URLは「http://www.nro.net/news/icann-nro-live-stream」の予定)。

 会議の発表者は、ICANNのプレジデント兼CEOのRod Beckstrom氏、NRO議長のRaul Eceberria氏、ISOCのプレジデント兼CEOのLynn St. Amour氏、IAB議長のOlaf Kolkman氏が予定されている。