写真●Android端末向けのSkpyeアプリ「Skype for Android」の画面
写真●Android端末向けのSkpyeアプリ「Skype for Android」の画面
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 ルクセンブルクのスカイプ・テクノロジーズは2011年1月27日、インターネットを利用した電話およびメッセージ交換サービス「スカイプ」(Skype)のAndroid向けアプリ「Skype for Android」をリリースした(写真)。Androidマーケットから無償でダウンロードできる。動作対象となるAndroid OSのバージョンは2.1以降。日本語を含む17カ国語に対応する。

 パソコン向けのSkypeクライアントと同様、Skype for Androidも、(1)同社独自の「SILKコーデック」を採用し、遅延やゆらぎの大きなインターネット環境でも快適な音声通話が可能、(2)Skypeユーザー同士の音声通話は無料(携帯電話事業者のパケット料金は別途かかるケースがある)、(3)有料のSkypeOutやSkypeInサービスを利用することで、固定電話や携帯電話に対して発着信できる、(4)ユーザーやグループ間でインスタントメッセージの送受信が可能、(5)相手のSkypeユーザーがオンラインかどうかを確認できる(プレゼンス機能)---といった特徴を備えている。

 これらに加えてAndroid版では、「端末本体のアドレス帳から通話相手の名前や電話番号をインポート可能」、「端末のアドレス帳と同期でき、同期後はアドレス帳から直接Skypeで電話をかけられる」といった機能追加が施されている。

 これまで日本国内では、KDDI(au)のAndroid端末に限定した形で専用アプリの「Skype au」が提供されていた。今回のリリースにより、国内の全AndroidユーザーがSkypeを利用できるようになった。ただし、「Skype au」は「回線交換方式」を採用しており、Skype auユーザー同士では通常のau携帯電話同士の通話と同様の品質で通話ができるといった違いがある(関連記事:KDDIがスマートフォン+Skypeの詳細発表、無料通話は高品質の「回線交換」で提供)。