大塚商会は2011年1月26日、「IPv6/IPv4相互通信パック」を発表した。これは企業のIPv6導入に向けた支援サービスの第一弾で、互換性のないIPv6とIPv4を変換する「IPv6/IPv4トランスレータ」装置を設置するサービスである。サービス開始は2月14日。

 パッケージには(1)IPv6/IPv4トランスレータ本体、(2)導入前の事前ヒアリング、(3)コンフィグの作成と投入、(4)設置導入と動作確認、(5)説明図書、(6)平日9~17時のオンサイト保守1年間--が含まれる。なお上記のうち(3)は、通常は価格内に収まるが、別途見積もりとなるケースがある。(5)は、導入企業が運用時に使う簡易マニュアルのような文書である。

 サービス対象企業は、クライアントPCが300台までの企業または部署。価格は、保有するクライアントの台数によって2種類に分かれる。クライアント100台までの「IPv6/IPv4相互通信パック 100」は税別160万円。同101~300台までの「IPv6/IPv4相互通信パック 300」は税別180万円である。

 このサービスでは、IPv6/IPv4トランスレータにディーリンクジャパンの「DFL-1660/IT」を使用する。また設置・保守などの導入支援サービスは、大塚商会と日商エレクトロニクスが担当する。

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