米Yahoo!が2011年1月25日に発表した2010年第4四半期決算は、純利益が3億1200万ドルとなり、前年同期の1億5300万ドルから倍増した。希薄化後の1株当たり利益は0.24ドルで同120%増、営業利益は2億2200万ドルで同85%増となった。

 売上高は15億2500万ドルで前年同期から12%減少。提携企業に支払う手数料(TAC)を除いた売上高は12億500万ドルで、前年同期から4%減少した。売り上げの減少は、米Microsoftとの検索事業提携による収益の分配が主な理由としている。

 ディスプレイ広告の収入は6億3500万ドルとなり、前年同期から14%増。TACを除いた場合は5億6700万ドル(同16%増)となる。一方、検索広告収入は6億4000万ドルで同27%減、TACを除いた場合は3億8800万ドルで同18%減。

 併せて発表した2010年通期の業績は、売上高が63億2500万ドルで前年に比べ2%減となった。純利益は12億3200万ドルで前年から倍増した。

 2011年第1四半期の売上高については10億2000万~10億8000万ドルを見込んでいる。検索事業におけるMicrosoftへの収益分配率は12%で、約3600万ドルになるとしている。

[発表資料(PDF文書)]