写真●トータルセキュリティフォート・ログパックでWebの閲覧のログを解析した結果
写真●トータルセキュリティフォート・ログパックでWebの閲覧のログを解析した結果
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 日本ファインアートとNTTデータ・セキュリティは2011年1月24日、ユーザーの操作ログから情報漏えいを検知するソフト「トータルセキュリティフォート・ログパック」(写真)を販売すると発表した。トータルセキュリティフォート・ログパックは、台湾ファインアートテクノロジー(日本法人が日本ファインアート)が開発した外部装置へのファイルのコピーやネットワーク経由の情報流出などを監視・制御するソフト「トータルセキュリティフォート」から、ログの収集とその解析を行う機能だけを切り出したもの。NTTデータ・セキュリティが技術協力して製品化した。機能を絞ったことで、1ライセンス当たり6800円(サポートは年額1200円)と低価格で導入できる。

 トータルセキュリティフォート・ログパックを導入すると、「外部記憶装置への出力」「プリンターの印刷」「ファイルの操作」「Webの閲覧」「ネットワークへの入出力」「ソフトウエアの実行」といった操作を実行したログを自動で取得する。これらのログから、セキュリティポリシーが順守されているかどうかなどを確認できるレポートを出力するようになっている。また起動を許可するソフトをあらかじめ指定しておくと、指定外のソフトを起動するときに強制終了する機能も備える。

 トータルセキュリティフォート・ログパックの出荷開始は1月31日。販売目標を初年度で5万ライセンスとしている。