米Googleは米国時間2011年1月21日、同社検索エンジンの機能向上について発表した。「コンテンツファーム」と呼ばれる低品質なサイトの検出強化などに取り組み、スパムサイトが検索結果の上位に表示されるのを防ぐ。

 コンテンツファームとは、他のソースから単にコンテンツをコピーしたり、内容の浅いコンテンツを大量に発信したりして、視聴者を集めようとする手法。同社はこうしたサイトの識別を強化するアルゴリズム変更を検証中だという。

 また、繰り返し同じ言葉が掲載されているようなスパムサイトを検出する機能を強化した。例えば、検索エンジンの優先順位を上げるために自動生成した文句を表示したWebページや、自作自演のコメントを投稿しているブログなどが対象だ。そのほか、ハッキングサイトの検出性能も向上している。

 Googleによると、純粋なWebスパムは減少傾向にあるものの、コンテンツファームへの移行が目立ってきたという。同社は昨年、品質の低いサイトを検出するアルゴリズムを導入したが、さらに強力な対策を求めるフィードバックが寄せられていた。

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