沖縄銀行は2011年1月21日、NEC製オープン勘定系パッケージ「BankingWeb21」を採用すると発表した。2014年前半から利用を開始する予定。同製品の採用は、八千代銀行、三重銀行に続き3行目になる。

 今回の利用目的は、システム開発コストの低減、新商品や新サービス提供の迅速化、災害対策の強化など。沖縄銀はBankingWeb21を採用した新勘定系システムを自行のデータセンターで運用する予定で、バックアップシステムについてはNECの共同データセンターを利用する。現行の勘定系システムは、NEC製メインフレームで動作している。

 BankingWeb21は、NECが汎用化などに手こずり、トマト銀行や高知銀行などが採用を撤回した経緯がある。沖縄銀は、2010年5月の三重銀での稼働実績を評価したことなどから、採用を決めたという。