ビットウェイは凸版印刷、インテルキャピタルの投資を受け、電子書籍書店の新会社ブックライブを設立した
ビットウェイは凸版印刷、インテルキャピタルの投資を受け、電子書籍書店の新会社ブックライブを設立した
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BookLive!のビューワーをGALAXY Tabで起動した画面
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 電子書籍配信を手がけるビットウェイは新会社ブックライブを設立し、電子書籍書店「BookLive!」の運営を2011年2月上旬から開始すると発表した。設立に際しては、凸版印刷およびインテルキャピタルから第三者割当増資を通じた投資を受ける。

 BookLive!はパソコン、電子書籍専用端末、タブレット端末、スマートフォンなど各種端末に対応する電子書籍書店。タブレット端末やスマートフォンは、iPad/iPhoneやAndroid端末などに対応する。コンテンツはコミック、小説、実用書などを中心にサービス開始時に約3万点を用意。以降、雑誌や写真集など取り扱い分野を広げ、2011年春までに約10万点に増やす予定だ。

 サービスでは「共通ID」を発行し、さまざまな端末から購入した電子書籍をユーザーが「My書庫」で一元管理できるようにする。例えば、パソコンで購入した電子書籍をタブレットPCで読むことなどが可能になる。また、他の電子書籍書店との連携も計画している。連携する書店から購入した電子書籍も、My書庫で一括して管理できる仕組みを導入する。

 BookLive!のビューワーはドットブック、XMDF、ePubなど主要な電子書籍フォーマットに対応し、コンテンツに応じて自動的に使い分ける方式。主に雑誌について、動画などのリッチコンテンツを盛り込める新フォーマットも開発、同じく書籍ビューワーに対応させる。新しい号が発行されるたびにコンテンツを入手できる定期購読システムも盛り込む。また、日経BP社と協力して、新しい電子雑誌の開発を手がけていく計画だ。

 このほか、インテルや電機メーカーとの協業により、BookLive!独自端末の開発も検討していくという。