写真 衛星放送協会の和崎信哉会長
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図 衛星放送協会オリジナル番組アワードの概要
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 衛星放送協会の和崎信哉会長(WOWOW代表取締役社長、写真)は2011年1月17日の会見で、専門チャンネルを運営する番組供給事業者のオリジナル番組や大胆な編成企画をより多くの人に知ってもらうため、「衛星放送協会オリジナル番組アワード」を創設すると発表した。

 カテゴリーとして、「オリジナル番組」と「オリジナル編成企画」の二つを設ける。オリジナル番組については、6部門(ドラマ番組部門、ドキュメンタリー番組部門、中継番組部門、バラエティー番組部門、アニメ番組部門、ミニ番組部門)を設定し、応募作品の中から質の高いオリジナル番組を選考する。オリジナル編成企画に関しては、専門チャンネルならではの特色のある編成企画を賞の対象にする(図)。

 2010年4月1日から2011年3月31日に放送された番組や編成企画が対象となる。応募できるのは、衛星放送協会の正会員である。審査委員長および審査委員、審査基準については、現在検討を進めている。「それぞれ最終的な詰めを行っている」(和崎会長)という。2011年2月中旬には審査委員長などを決定し、会員各社に通知する。その後、番組供給事業者からエントリーを受けたうえで選考を行い、受賞作品の発表を2011年6月中旬に予定する。

 今回のアワードの開催決定について和崎会長は、「我々は、オリジナルの番組や編成企画を視聴者やプラットフォーム事業者、ケーブルテレビ事業者にアピールすると同時に、自らのコンテンツをブラッシュアップしなければならない。そういう姿勢を確認し、具体的な作業をするため、アワードを創設した」と述べた。