国内最大規模のオープンソース開発サイトである「SourceForge.JP」を運営するOSDNは2011年1月13日、個人ユーザー向けの開発支援ツール「PersonalForge」の提供を始めた。利用料は無料。SourceForge.JPに会員登録(無料)をすればすぐに利用できる。

 OSDNでは今後様々な機能を追加する予定であるとしているが、現時点では、PersonalForgeには「個人用のGitリポジトリ」と「ファイルマネージャ」の2つが用意されている。Gitとは、プログラムのソースコードなどを分散管理するためのバージョン管理システムである。SourceForge.JPのユーザーは、この2つからなる自分専用のオープンソースソフトウエア(OSS)開発のための作業環境を、各自のユーザーページで設定するだけで複数持つことができる。

 従来、SourceForge.JPでOSS開発を行うには、すでに活動中の開発プロジェクトに参加するか、自身で開発プロジェクトを立ち上げてSourceForge.JPに登録する必要があり、個人ユーザーにとって敷居が高かったという。PersonalForgeを使うことで、個人ユーザーがより気軽にOSS開発に挑戦できるようになるとOSDNでは見ている。