インターネットに関連する技術の開発や普及を目的とする非営利の国際組織ISOC(Internet Society)は2011年1月12日、米Facebookと米Google、米Yahoo!の3社が2011年6月8日に実施する世界規模のIPv6運用試験「World IPv6 Day」への参加を表明したことを発表した。

 同試験には、世界規模のコンテンツ配信ネットワークを運営する企業である米Akamai Technologiesと米Limelight Networksが既に参加を表明している。これに1日10億以上のユーザーが訪問するWebサイトを抱える3社が加わったことにより、World IPv6 Dayは、IPv4アドレスの枯渇対策としての「IPv6インターネットへの移行」を視野に入れた史上最大のIPv6運用試験イベントになることが確実となった。

 発表によれば、World IPv6 Dayに参加する企業は2011年6月8日の24時間、主要なサービスをIPv6で提供しユーザーが利用可能な状態を保つという。ISOCでは、2011年はIPv6への移行にとって極めて重要な年であり、同試験が重要なマイルストーンとなるだろうとしている。