写真●米Diskeeper製の仮想化環境用デフラグツール「V-locity 2」(インストーラ画面)
写真●米Diskeeper製の仮想化環境用デフラグツール「V-locity 2」(インストーラ画面)
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 相栄電器は2011年1月13日、米Diskeeper製の仮想化環境用デフラグツール「V-locity 2」(英語版)を発売した(写真)。出荷は2011年1月19日から。ボリュームライセンス形式で販売し、価格は1~19ライセンスまでが1ライセンス当たり3万908円、20~49ライセンスまでが同2万9364円などとなっている(1年間の保守費用込み)。

 V-locity 2は、仮想化されたWindowsゲストOSを最適化するためのデフラグツール。米ヴイエムウェアのハイパーバイザ型仮想マシンソフト「VMware ESX」および米マイクロソフトの同「Hyper-V」上で動作する。ホストOS(ハイパーバイザ)にインストールする「V-locity Host」と個々の仮想化WindowsゲストOSにインストールする「V-locity Guest」の二つのソフトウエアコンポーネントで構成する。

 相栄電器によれば、仮想化環境におけるホストおよびゲストOSのファイル断片化は必要以上のディスクI/Oを発生させ、仮想化環境のパフォーマンスを著しく低下させるという。V-locity 2を使うことで不要なI/Oの発生を抑えられるとしている。

 システムリソースの利用状況を監視し、空きリソースを使ってユーザーにデフラグが実行されていることを感じさせずに自動で最適化する「InvisiTasking」、ほとんどの断片化の発生(最大85パーセント)を未然に防ぐ「IntelliWrite」という二つの機能により、基本的にユーザーが何も操作することなく最適化された状態を維持できるという。