日本IBMは2011年1月13日、2012年12月までの11年契約だったふくおかフィナンシャルグループ(FG)および広島銀行とのITアウトソーシング契約を、2018年3月まで5年3カ月延長したと発表した。ふくおかFG傘下の福岡銀行、熊本ファミリー銀行、親和銀行の3行と、広島銀行が利用している共同システムの開発・運用を請け負う。契約金額は非公表。

 当初の11年契約は2002年1月から2012年12月までだったが、契約期限を迎える前に延長を決めた。新たな契約期間は2011年1月から2018年3月までの7年3カ月となる。共同システムの利用開始時期は、福岡銀が2002年1月、広島銀が2003年1月、熊本ファミリー銀が2009年1月、親和銀が2010年1月である。

 新契約では、「勘定系以外の周辺システムや新規開発するシステムなどについては、業務の重要度や品質要件に応じてクラウドコンピューティングなどの活用を検討し、ITコスト全体の削減を目指す」(日本IBM)とする。