特許関連の情報サービスを手掛ける米IFI CLAIMS Patent Servicesは米国時間2011年1月10日、米特許商標局(USPTO)が発行した米国特許件数のデータをまとめたランキングを発表した。2010年は米IBMが5896件の米国特許を取得し、18年連続で首位を維持した。年間の取得件数が5000件を超えた企業は同社が初めてとなる。

 2010年の発行件数は合計21万9614件と過去最多で、前年と比べ31%増加した。2位は韓国Samsung Electronics(4551件)、3位は米Microsoft(3094件)だった。続いてキヤノン(2552件)、パナソニック(2482件)、東芝(2246件)、ソニー(2150件)と4位から7位まで日本勢が占めている。8位は米Intel(1653件)、9位は韓国LG Electronics(1490件)、10位は米Hewlett-Packard(1480件)となった。

 米国に本拠を置く企業が取得した特許件数は全体の50.3%だった。過去2年間50%を下回ったが、2010年は過半数に回復した。日本企業の割合は21.3%で、米国に次いで2位。以下、韓国が5.4%、ドイツが5.2%、台湾が3.8%だった。

 IBMは昨年の取得件数の4914件と比べ20%増加した。Samsungは26%増、Microsoftは6.5%増だった。上位50社のうち最も増加率が高かったのは46位の米Apple(563件)の94%増だった。

[発表資料(IFI CLAIMSのプレスリリース)]
[発表資料(IBMのプレスリリース)]