「業界標準のAndroid OSの上に、様々なエンターテインメント機能を載せたのが、ソニー・エリクソンの独自性だ」。ソニー・エリクソン・モバイルモバイルコミュニケーションズは2011年1月7日(米国時間)、「2011 International CES」で発表した新機種「Xperia arc」(関連記事)説明会を開催した。ソニーが蓄積したエンタテインメント機能を投入することで「最高のエンタテインメント・スマートフォンを目指した」と商品コンセプトを紹介、「Android」「ソニーが培ったエンターテインメント機能」「ソニー・エリクソンらしいデザイン」の三要素をパッケージしたのがXperia arcだとした。
ソニーのエンターテインメント機能のうち、「スマートフォンにおいて重要な要素になっている」として最初に紹介したのがディスプレイ技術「Reality Display」。ソフトウエアとハードウエア両面で、ソニーの技術要素を取り込んだ。
Xperia arcが採用するソフトウエア処理技術が、「モバイルBRAVIAエンジン」。テレビ向け映像処理技術をモバイル端末向けに応用した高画質化機能である。ノイズ削減やコントラスト向上により、ソニーらしい“絵作り”をする。
説明会では、ノイズ除去、シャープネス、カラーマネジメント、コントラスト向上の各要素において、モバイルBRAVIAエンジンをオンオフすることで画質がどれくらい変わるのか比較して見せた。
さらに、ハードウエア面では「クリアブラックパネル」を採用する。