米国ラスベガスで開催されている「2011 International CES」において,米Google Inc.はタブレット端末に向けた次世代のAndroidである,「Android 3.0(開発コード名:Honeycomb)」のユーザー・インターフェース(UI)の一部を公開した(同社の公式ブログ記事)。

 米大手通信事業者のVerizon Communications Inc.が CESの初日に行った基調講演の中で,米Motorola Mobility, Inc.製のタブレット端末「Droid XOOM」を使って実演をした。Droid XOOMは2011年第1四半期に出荷の予定である。Google社は,これまでAndroidのターゲットとしてきたスマートフォンに比べ,寸法が大きなディスプレイを利用するタブレット端末用に画面に表示するウィジェットを作り直した。UIにも3次元(3D)効果を取り入れたという。

以下で,今回公開されたHoneycombのUIの例を紹介する。

ホーム画面:ユーザーが頻繁に見る情報にもっと簡単にアクセスできるよう,ホーム画面に電子メールの「Gmail」やカレンダーのアプリケーションを小さな画面で表示する。
ホーム画面:ユーザーが頻繁に見る情報にもっと簡単にアクセスできるよう,ホーム画面に電子メールの「Gmail」やカレンダーのアプリケーションを小さな画面で表示する。
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ミニ・ブログ「Twitter」や「YouTube」のウィジェット
ミニ・ブログ「Twitter」や「YouTube」のウィジェット
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Honeycomb上で動作する「Google Maps 5」の位置情報ソフトウエアの実演。指で地図の視点を変えて,ビルなどの表示を2Dから3Dに変更する。
Honeycomb上で動作する「Google Maps 5」の位置情報ソフトウエアの実演。指で地図の視点を変えて,ビルなどの表示を2Dから3Dに変更する。
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一つのアプリケーションを動作しながら,別のアプリケーションから発生するメッセージを表示する様子。この例はSMSのメッセージである。
一つのアプリケーションを動作しながら,別のアプリケーションから発生するメッセージを表示する様子。この例はSMSのメッセージである。
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端末で動作中のアプリケーションを切り替える機能(画面の左側)
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YouTubeの動画コンテンツを3Dで表示するアプリケーション
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Google eBookstoreから提供する電子書籍のコンテンツを3Dで表示するアプリケーション
Google eBookstoreから提供する電子書籍のコンテンツを3Dで表示するアプリケーション
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