新CPU「Sandy Bridge」を披露する同社のShmuel (Mooly) Eden(ムーリー・ エデン)氏
新CPU「Sandy Bridge」を披露する同社のShmuel (Mooly) Eden(ムーリー・ エデン)氏
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パソコン市場におけるコンシューマー製品がシェアを高めていることを挙げつつ、自社製品をアピールするエデン氏
パソコン市場におけるコンシューマー製品がシェアを高めていることを挙げつつ、自社製品をアピールするエデン氏
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 インテルは米国時間の2011年1月5日、CES2011のプレスカンファレンスで、開発コード名の「Sandy Bridge」で知られる新CPUを発表した。1つのダイ(半導体本体)上にCPU、グラフィックス機能、メモリーコントローラー、PCI Expressを統合しているのが最大の特徴。CPUとグラフィックス機能を統合したことで、グラフィックスチップを別途搭載しなくても、高いグラフィックス性能を発揮できるとしている。(詳細は別記事「ついに姿を現したSandy Bridge、性能向上で消費電力が低下」を参照)

 同社のPCクライアント・グループ担当ジェネラル・マネージャ兼副社長を務めるShmuel (Mooly) Eden(ムーリー・ エデン)氏は、Sandy Bridgeは同社の従来のCPUよりも69%高速であるという。それを証明するように、ビデオの変換作業、ゲームにおけるグラフィックスのレンダリング、多数のビデオクリップの再生を同時に実行するなどの動作をデモンストレーションして見せた。

 2000年のパソコン市場では企業向けが71%に対して、コンシューマー向け製品の割合は29%だったが、2010年にはコンシューマーの割合が66%にも上ったことを挙げ、「お客様は王様、そして女王様だ。ゲームやビデオをスムーズに使うためにはパフォーマンスは必要」と語り、自社製品をアピールした。