図1 パナソニックのタブレット端末
図1 パナソニックのタブレット端末
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 パナソニックは米国時間2011年1月5日,「2011 International CES」の開催に先立つ報道機関向け発表会で,米Google Inc.の組み込み向けソフトウエア・プラットフォーム「Android」を搭載したタブレット端末を披露した(図1)。2011年内に,まずは日本での発売を予定する。価格は未定だが,「既に販売されている他社の端末に見劣りしない価格」(パナソニック)とする考え。AndroidはVer.2.2である。

 開発品の名称は「VIERA Tablet」。画面サイズが4型と7型,10型の3種類がある。3種類を開発したことについてパナソニックは,「タブレット端末には,まだ決まった使い方はないと考えている。どのサイズがどんなサービスに向くのかなどいろいろと試したい」と説明した。3種類ともに無線LAN機能を搭載する。3G通信機能は備えていない。ただし,「今回の発表品はまだ構想段階のもの。無線通信の方式などを含めて,これから仕様を煮詰めていく」(パナソニック)という。

 パナソニックはCESの展示会場において,発表品の端末とテレビを連携するサービスを実演する。例えば端末をリモコンとして使い,テレビのチャンネルを切り替えたり,テレビの映像とは違った視点の映像をタブレット端末で見せることなどを披露する予定である。