GPU支援によるレンダリング性能のデモ
GPU支援によるレンダリング性能のデモ
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 米Microsoftは米国時間2010年12月22日、クリスマスがテーマのWebブラウザー向けデモンストレーションページを公開した。HTML5の表現力やグラフィックス機構(GPU)支援による高速表示などを体験してもらい、次期Webブラウザー「Internet Explorer 9(IE9)」をアピールすることが狙い。

 一つ目のデモページ「Santa's Workshop」は、HTML5のSVG対応ベクトルグラフィックスとオーディオの機能を使っている。小人たち入れ代わり立ち代わり登場して、次々にサンタクロースの袋にプレゼントを詰めて行く。処理性能が高いほど、プレゼントの数が急増する。このデモを見るには、JavaScriptベースのスクリプト言語ECMAScript 5に対応したWebブラウザーが必要である。

 もう一つのデモページ「HTML5 Blizzard」は、毎秒60フレームのアニメーションで降り積もる雪を表現する。処理性能が高いほど大雪になり、スコア値が上がる。このデモを見るには、SVGとHTML5オーディオ機能のほか、CSS3やWeb Open Font Format(WOFF)フォント、HTML5のcanvasタグに対応したWebブラウザーが必要である。

 この両方を閲覧できるWebブラウザーとして、MicrosoftはIE9のベータ版とプラットフォームプレビュー(PP)版を用意している(関連記事:MicrosoftがIE9のベータ版を公開、より高速でシンプルにIE9は何が変わるのか)。

[Microsoft公式ブログへの投稿記事]