日本ケーブルラボは2010年12月16日、PC対応CATV受信機能WGが策定した「パソコン対応ケーブルテレビ受信機能の開発」についての答申を同日に開催された運営委員会が承認したと発表した。

 PC対応CATV受信機能WGは、ケーブルテレビの多チャンネル放送をパソコンで視聴できる環境整備を目的として、C-CAS(ケーブルテレビのCAS)スロットを内蔵しパソコン本体に組み込みが可能なチューナー・モジュールや、USBなどのインターフェース経由で接続可能なアダプタータイプのチューナーの基本要件の検討を進めてきた。「仕様がまとまり、今は開発意欲のあるベンダーを募って、打ち合わせを進めている」としている。

 メーカーから開発についての相談があった場合に備えて、PC対応CATV受信機能WGで検討した成果を反映してメーカーが迅速に開発できるようにするため、「日本ケーブルラボの事務局に窓口を継続的に設けることになった」(日本ケーブルラボ)という。