写真1●10M/100Mポートを24ポート搭載したL2スイッチ「UNIVERGE QX-S424E」
写真1●10M/100Mポートを24ポート搭載したL2スイッチ「UNIVERGE QX-S424E」
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写真2●10M/100M/1Gポートを16ポート(最大20ポート)搭載したL2スイッチ「UNIVERGE QX-S4020P」
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 NECは2010年12月15日、企業向けネットワーク製品「UNIVERGE QXシリーズ」に省電力性能を強化したL2スイッチ4機種を追加、同日から販売を開始した。従来機種に比べ、消費電力を最大約50%削減できたとしている。出荷開始は2011年1月11日を予定している。

 販売を開始したのは、10M/100Mポートを8ポート搭載する「UNIVERGE QX-S408E」、16ポート搭載する「同S416E」、24ポート搭載する「同S424E」(写真1)、10M/100M/1Gポートを16ポート搭載する「同S4020P」(写真2)の4機種。4020Pは、オプションのSFPモジュールを追加することにより、1000BASE-T/SX/LX/ZX/BX(モジュールごとにいずれか1種)のポートを最大4ポート増設できる。

 新製品はいわゆる「省エネ法」に対応しており、高効率な電源部品の採用などにより消費電力を大幅に削減しているという。UNIVERGE QX-S424Eの場合、消費電力を従来機種(UNIVERGE QX-S424B)の14Wから7.7Wへと削減できたとする。

 UNIVERGE QX-S408Eおよび同S416E、同S424Eについては、本体に備わった「エコボタン」を押すことにより、未使用ポートへの電源供給をカットするとともにLEDランプを消灯して消費電力を低減する「エコモード」への移行が可能になっている。

 価格は、UNIVERGE QX-S408Eが1万3650円、同S416Eが3万2550円、同S424Eが4万3050円、同S4020Pが15万5400円。S4020P用の追加SFPモジュールは、1000BASE-SXに対応した「1000BASE-SX-SFP」(1ポート)が4万7250円などとなっている。同社では、今後3年間で合計20万台の販売を目指すとしている。