年初のiPad発表以来、2010年はまさに電子書籍元年と言える盛り上がりを見せた。そんな2010年の年末も近づいた12月10日に、ソニーが日本市場に投入した電子書籍端末が「Reader(リーダー)」である。ITpro編集部では、このReaderをさっそく入手。その使い勝手を順次レポートしていこう。
商品は本体とUSB接続ケーブルで構成
ソニーのReaderには、ディスプレイが6インチの大画面モデルである「Touch Edition」(型番はPRS-650)と、5インチの文庫本サイズである「Pocket Edition」のの2モデルがある。両モデルとも基本機能は共通している。ITpro編集部で入手したのは大画面モデルのTouch Editionである。
商品の入っている箱は大きめの弁当箱ほど(写真1)。箱を開けると白いカバーに包まれた本体が出てくる(写真2)。この本体の下に説明書や保証書などの書類が入っており、本体と書類が入っている段を上に開けると、下の段にはUSB接続ケーブルが入っている。書類を除くと本体とUSB接続ケーブルだけというシンプルな商品構成だ。
本体はあらかじめ充電されており、箱から取り出して上部にある電源スイッチを横にスライドさせると、すぐに起動する。なお、通常の充電作業は、付属のUSB接続ケーブルで本体をパソコンなどに接続して実行する。パソコンに接続すると、本体の画面の表示が切り替わり、右上に「USB接続中」、画面中心には「充電中」と表示される(写真3)。