マイクロソフトは2010年12月13日、2011年1月17日にポータルサイト「MSN」を大幅リニューアルすると発表した。MSNホームページから、Hotmailの受信トレイやTwitterの更新情報へ直接アクセスできるようになる。また、NHN Japanと共同で、MSN内に無料オンライン・ゲーム・サイト「MSNゲーム」を開設する。

 今回のリニューアルについて、同社 コンシューマー&オンライン事業部 MSN エグゼクティブ・プロデューサーのショーン・チュウ氏は、「MSNの85%以上のサービスをガラリと刷新する。日本独自のディープな機能追加を行った」と説明する。

 リニューアルの目玉は大きく2つ。1つ目は、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)との連携だ。MSNホームページに、Hotmailの受信トレイ、mixi/Twitter/Facebookの更新情報を表示するスペースを設けた(画面1)。「MSNは、就業時間中の閲覧が多いことが特徴だ。仕事中に会社パソコンでmixiやTwitterのサイトを閲覧することがはばかられるような人でも、MSN上で更新情報をチェックできるようになる」(チュウ氏)。

 2つ目の目玉は、MSN内に新設される無料オンライン・ゲーム・サイト「MSNゲーム」(画面2)だ。NHN Japanが運営するゲームサイト「ハンゲーム」からゲームコンテンツの提供を受ける。1月17日のサービス開始時点で、ソーシャルゲーム、ロール・プレイングゲーム、スポーツ/アクションゲームなど約130タイトルを揃える。

画面1●MSNホームページにHotmailの受信トレイ、mixi/Twitter/Facebookの更新情報を表示
画面1●MSNホームページにHotmailの受信トレイ、mixi/Twitter/Facebookの更新情報を表示
[画像のクリックで拡大表示]
画面2●MSN内に新設される無料オンライン・ゲーム・サイト「MSNゲーム」
画面2●MSN内に新設される無料オンライン・ゲーム・サイト「MSNゲーム」
[画像のクリックで拡大表示]

 NHN Japan 代表取締役社長の森川亮氏は、「現在、ハンゲームユーザーの70%が男性。年齢構成を見ると10代と20代が70%を占める。MSNへのゲームコンテンツ提供により、ハンゲームに新しいユーザー層を取り込めるのではないかと期待している」と述べた。同社はMSNゲームの開設に併せて、ハンゲームにWindows Live IDでのSSO(シングル・サイン・オン)機能を実装する。