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 米Googleは米国時間2010年12月10日、同社のモバイルOS「Android」向けのアプリケーション販売/配布サイト「Android Market」の機能強化を発表した。アプリケーションを検索および購入する際の使い勝手を向上したほか、有料アプリケーションの返品規定を変更した。今後2週間ほどかけて、Android 1.6以降を搭載するモバイル端末を対象に、Android Marketクライアントアプリケーションのアップデートを行う。

 新たなユーザーインタフェースでは、ホーム画面でお勧めのアプリケーションを回転木馬風に表示する。米Appleのモバイルアプリケーション販売/配布サイト「App Store」で導入している「Cover Flow」機能のように、アプリケーション画像を回転させるように閲覧できると、Apple関連の情報サイト「AppleInsider」は報じている。

 アプリケーションの詳細ページでは、類似アプリケーションの項目「Related」を掲載するなど、タブ切り替えをすることなく、任意のアプリケーションに関するあらゆる情報を単一ページで確認できるようにした。

 また、新たに「Widgets」と「Live Wallpapers」カテゴリーを設け、今後さらにカテゴリーの拡充を図るとしている。

 有料アプリケーションの返品受付期限は、15分に短縮する。ほとんどのユーザーが返品を行う際には購入後数分で実行していることが分かったためと説明している。「開発者にとっても、ビジネスをより効果的に管理できるようになる」と開発者側の利点も強調した。

 さらに、開発者がスクリーンサイズと解像度別にアプリケーション配信を行えるようにしたほか、「.apk」ファイルの上限を50Mバイトに引き上げた。

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