米Amazon Web Services(AWS)は米国時間2010年12月6日、DNSサービス「Amazon Route 53」(ベータ版)を発表した。管理対象ドメイン数と問い合わせ回数による従量制の料金体系を採用している。

 Amazon Route 53を利用すると、ユーザーからのアクセスを仮想サーバーホスティングサービス「Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)」や負荷分散サービス「Amazon Elastic Load Balancer」、オンラインストレージサービス「Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)」のバケット(フォルダ)のほか、AWSの外部サービスなどへ誘導できる。AWSはDNSサーバーを世界各地に分散させている。問い合わせに最適なサーバーが応答するため、DNS名前解決にかかる時間が短いという。

 料金は1ホストゾーン当たり月額1ドルで、これに問い合わせ数に応じた料金が加算される。問い合わせ数100万回当たりの料金は、月間問い合わせ数が10億回までの場合0.5ドル、10億回を超えると0.25ドルになる。

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