米Amazon.comは米国時間2010年12月2日、特定地域向けクーポン販売を手がける米LivingSocialに対し1億7500万ドルを出資したと発表した。LivingSocialは米国のベンチャーキャピタルLightspeed Venture Partnersからも800万ドルの出資を受けている。これらの資金で世界各地でサービスを立ち上げ、事業体制強化を図る計画。

 LivingSocialは米国やカナダ、英国などの120都市以上を対象に、レストランやホテル、イベントなどで使える割引クーポンの販売事業を行っている。現在の会員数は1000万人、1日当たりの平均売上高は100万ドルを超える。2011年の売上高は5億ドルを見込んでいる。

 LivingSocialは、米Googleが買収交渉をしていたと報じられたクーポン共同購入サービスの米Grouponと競合関係にある(関連記事:GoogleによるGroupon買収、交渉打ち切り---米英メディアが報道クーポン共同購入のGroupon、地域向けマーケティング支援会社を買収)。

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