米Nielsenは現地時間2010年12月1日、米国スマートフォン市場に関するユーザー調査の結果を発表した。米国の携帯電話ユーザーに次に使いたいスマートフォンのOSを尋ねたところ、米Appleの「iOS」と米Googleの「Android」が接戦を繰り広げている様子が明らかになった。

 既にスマートフォンを所有しており、来年に買い替える予定のユーザーの場合、35%が「iOS」を使いたいと考えており、28%が「Android」を挙げた。スマートフォンと多機能電話ユーザーを合わせると、「iOS」を挙げるユーザーが30%、「Android」は28%だった。一方、多機能電話ユーザーのみでは、「Android」が28%で、「iOS」の25%を上回る。

 iOSは、18~24歳、25~34歳、55歳以上の年齢層でAndroidより人気が高い。35~54歳の年齢層でのみAndroidのほうが優位になる。女性は次の端末としてiOSを好む傾向にあり、男性はAndroid派のほうが多い。

 2010年10月時点で、米国におけるスマートフォンの普及率は、携帯電話ユーザー全体の29.7%に達した。所有端末のOSは、「iOS」がシェア27.9%で最も多く、カナダResearch In Motion(RIM)の「BlackBerry OS」が27.4%で肩を並べている。両者に「Android」が22.7%で続き、米Microsoftの「Windows Mobile」は14.0%だった。

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