米Googleは現地時間2010年12月1日、同社の検索アルゴリズムを修正したと発表した。評判の悪い販売業者を検索結果が上位に現れないようにするのが目的だ。ただし、アルゴリズムの詳細については明らかにしていない。

 今回の修正は、顧客対応が悪い業者の改善が将来も見込めないと考えたため。当該業者については、アルゴリズムによって検索結果の順位を下げるよう操作する。評判データの収集・分析方法やアルゴリズムの内容などは公表しない。その理由としてGoogleは、そうした情報を悪用して順位を不正に操作される危険性を挙げている。

 Googleは今回のアルゴリズム修正に際し、特定サイトのブロックやレビューの感情分析、ユーザーレビュー結果の公表といった対応策を検討したという。しかし、いずれも悪質な業者を適切に排除できないことから、実装を見送ったと説明している。

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