住友商事は2010年12月1日、11年3月期の有価証券報告書からIFRS(国際会計基準)を適用すると発表した。同時に12年3月期の連結業績予想もIFRSに基づいた数値とする。2011年3月期の決算短信は従来通り、米国会計基準で作成するが「12年3月期以降は決算短信も含めてIFRSを採用する方針」(広報)だ。

 住友商事は今回の任意適用に向けて「1年以上かけて準備していた」(同)という。IFRSを任意適用する企業は日本電波工業に続いて2社目となる見通しだ(関連記事)。両社に加え、日本板硝子も12年3月期からIFRSの任意適用を表明している(関連記事)。