米Red Hatは米国時間2010年11月30日、クラウド対応アプリ配信・管理ソリューション事業の米Makaraを買収したと発表した。各種PaaS(プラットフォームアズアサービス)ソリューションにMakaraの技術やツールを組み込むことで、顧客のクラウド移行を支援する計画。

 Makaraはプライベートまたはパブリッククラウド環境を対象に、アプリケーション配信・管理・監視用のツールなどを提供している。同社のツールを利用することで、アプリケーションのクラウド移行や効率的な管理・運用といった作業を省力化できるという。本社はカリフォルニア州レッドウッドシティに置く。

 Red Hatは、Makaraの「Cloud Application Platform」を「JBoss Enterprise Middleware」に統合し、「Cloud Foundations」製品群やPaaSソリューションを強化する。容易で迅速なアプリケーションのクラウド移行を実現することで、企業のクラウド導入推進を図る。なお、Makaraの買収金額など詳しい取引条件については明らかにしていない。

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