写真●第一生命保険が2012年8月から順次導入する「DL Pad」のイメージ
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 第一生命保険は2010年11月30日、営業職員(生涯設計デザイナー)が使うタブレット型パソコン「DL Pad」を5万台導入すると発表した。独自仕様のタブレッド型パソコンは業界初という。

 2012年8月から順次導入する。12.1型の液晶画面を搭載し、7時間の連続駆動を実現する(写真)。OSには「Windows 7」を採用。ペンタッチ操作による電子署名が可能だ。Webカメラを内蔵しており、外出先で契約に必要な書類を撮影し、第一生命保険の事務センターに転送できる。情報漏洩(ろうえい)を防ぐため、遠隔操作機能も備える。

 DL Padとともに、2014年3月までに携帯型決済端末も導入する。導入台数は同じく5万台を予定する。DL Padに接続することで、DL Padの液晶画面に契約手続きに関するガイダンスやヘルプを表示できる。DL Padで契約内容を変更し、携帯型決済端末から簡易帳票を印刷するといった用途でも使える。

 DL Padは富士通、携帯型決済端末はパナソニック システムネットワークスが開発する。携帯型決済端末に搭載するアプリケーションの開発はNTTデータが担当する。