ケイ・オプティコムは2010年11月29日、デジタルサイネージを活用した箕面市の観光および地域の活性化推進に関する業務「箕面市公共交通等案内電子看板設置業務」を11月26日に箕面市から受託したと発表した。箕面市内に設置したデジタルサイネージ端末を使い、観光情報などを表示する。実験期間は2011年11月26日~3月31日である。

 デジタルサイネージ端末の設置場所は、箕面市役所や病院、箕面コミュニティバス「オレンジゆずるバス」のバス停、商店街を予定している。配信するのは、観光情報の他、行政情報や緊急情報、バスの運行情報を表示する。配信はイー・モバイルの3G(第3移動体通信)ネットワークを利用している。ケイ・オプティコムはイー・モバイルのMVNO(仮想移動体通信事業者)としてネットワークを提供するほか、配信システムの構築やデジタルサイネージ端末の設置、設置効果の調査・報告を手がける。

 今回の実験は、携帯電話機を使った地域活性モデルの確立を目的としている総務省の「ふるさとケータイ創出推進事業」の一環である。ケイ・オプティコムはデジタルサイネージの事業化を目指し、今後も様々な場所での実証実験を展開するとしている。同社は2010年9月から大阪市の中之島ダイビルでデジタルサイネージシステムを使った実証実験を実施している。

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