インターネットイニシアティブ(IIJ)は2010年11月25日、iPadやAndroidなどのモバイル端末を集中管理し、遠隔から端末のロックやデータ消去(ワイプ)などを実行可能にするSaaS型サービス「IIJ Smart Mobile Manager試験サービス」の提供を開始した。利用料は無料。提供期間は2010年11月25日から2011年4月30日までとしている。

 専用Webサイトから対象デバイスを登録するだけで、IIJのクラウド経由で複数のモバイル端末をまとめて管理できる。試験サービスで対象とする端末はiPad(iOS 3)とAndroid端末のXperia(Android 1.6/2.1)だが、正式サービス(2011年3月以降を予定)の開始時にはiPhoneや他のAndroid端末、Windows Mobile端末なども管理対象にするという。

 試験サービスでは、正式サービスで提供するさまざまな機能のうち、「遠隔からの端末ロック」と「遠隔からのデータ消去」の二つの機能をまず提供する。正式サービスでは、これらに加えて遠隔監視やアプリのリモートインストール、自社のポリシーに合わせたセキュリティ設定の一括変更などの機能を提供する。