テラスカイは2010年11月25日、クラウド上に構築したシステムと、企業の社内で運用するシステムとの間でデータ連携を可能にするSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)「SkyOnDemand2」を発表した。 従来から対応しているSalesforce CRMとForce.comに加え、Amazon Web Services(AWS)やGoogle App Engine(GAE)、Windows Azure Platformにも対応した。2011年2月からサービスを開始する。

 特徴は、WebブラウザのGUI画面だけで、クラウド上と社内の両システムのデータ連携を設定できること。顧客企業のシステム管理者が自ら設定作業をするのも容易だという。従来の「SkyOnDemand」の場合、この設定作業は顧客企業の依頼に基づいてテラスカイの担当者が実施していた。

 サービスは、テラスカイがNTTソフトウェアと共同で顧客企業に提供する。利用料金は月額7万円、初期費用は60万円。発売初年度の売り上げ目標は1億円。100社へのサービス提供を見込んでいる。