写真●FoxitJapanのPDF Creator v3.0
写真●FoxitJapanのPDF Creator v3.0
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 FoxitJapanは2010年11月25日、暗号化や電子透かし、利用制限機能などを備えたWindows用の多機能PDFドキュメント作成ソフト「Foxit PDF Creator v3.0」をリリースした(写真)。同社Webサイトから無償でダウンロードできる。なお、インストール後3カ月間という利用期間を設定しているが、同社では再インストールによる継続利用が可能としている。

 Foxit PDF Creatorは、Windowsのプリンタドライバとしてインストールすることで、「仮想プリンタ」として動作する。このため、Windowsで普通に印刷可能な文書であれば、アプリケーションの種類を問わず通常の印刷と同様の操作でPDFドキュメントを生成できる。生成可能なPDFドキュメントのバージョンは1.7まで対応する。

 生成するPDFファイルに対しては、パスワードや電子証明書による閲覧保護をかけることが可能。PDFに変更を加えたり、印刷したり、テキストをコピーしたりといった行動に対しても個別に制限を加えられる。テキストまたは画像をドキュメントの背景として挿入する「電子透かし」(ウォーターマーク)機能も搭載する。電子透かしには、透明度や回転配置なども設定可能だ。

 そのほか、アーカイブや検索を容易にするためのドキュメントへのメタデータの設定や、フォントの埋め込み、ヘッダーおよびフッターの設定などの機能も備えている。PDFドキュメントの長期保存を目的としたPDF/A-1b形式での出力もサポートする。

 対応OSはWindows XP/Vista/7。それぞれ32ビットおよび64ビット版に対応する。ハードウエアの最低動作スペックとして、Pentium II以上のCPU、32Mバイト以上のメモリーが必要としている。